映画「ティファニーで朝食を」の評価と作品情報と差別表現と感想

「ティファニーで朝食を」の
評価作品情報食事シーン裏話差別表現について感想

ムビメシュラン評価2starrating= “2”]

 言わずと知れたオードリー・ヘップバーンの名作です。今で言うところの「パパ活女子」である売春婦の物語ですが、具体的な表現を極力削いだ演出でオードリーのキュートな魅力が溢れます。主人公ホリーの住むアパートに住む日本人ユニオシの表現が現代ではあり得ないほどの大変な差別表現で時代を感じさせますがまぁそれもまた一興でしょう。

 

「ティファニーで朝食を」の作品情報

<日本公開年月日>
1961年11月
<スタッフ>
・監督:ブレイク・エドワーズ
・脚本:ジョージ・アクセルロッド
・原作:トルーマン・カポーティ
<出演>
オードリー・ヘップバーン
ジョージ・ペパード
パトリシア・ニール
<あらすじ>
 ホリー・ゴライトリーは取り巻きの男たちからお小遣いをもらい楽しく華やかな世界を夢見て暮らしています。刑務所に収監中のマフィアとも定期的に面会し、彼の言う「天気予報」を弁護士に伝えることでも報酬を得ていました。同じアパートニコして来た自称作家の青年ポールもまた裕福なミセスの愛人を家業としていました。ホリーはポールに自身の兄の姿を重ね、心を寄せていきます。ポールもまた無邪気なホリーに少しずつ惹かれていくのでした。

 

「ティファニーで朝食を」のこのシーンいただきます!
〜朝帰りのクロワッサンとコーヒー〜

 今日切り取るのは作品の冒頭まだ人もまばらな早朝、明らかに夜の装いのままのホリーがニューヨーク5番街のティファニーのショウウィンドウを眺めながらパンをかじるシーンです。タイトルは「ティファニーで朝食を食べる身分」のたとえであり、原作には実際にティファニーで朝食をとるというシーンは登場しません。映画のためだけに作られたシーンだったのです。

「ティファニーで朝食を」の裏話

幻となったマリリン・モンロー主演

 原作の著者であるトルーマン・カポーティの意向もあり、当初はマリリン・モンローが主演の第一候補であったようです。しかし本人が「夜の商売の役はやらない」と断ったこともありその話はなかったことになりました。次に白羽の矢が立ったのが全くタイプの異なったオードリー・ヘップバーンであったようです。

ホリーの本性

 本作品は意地悪な言い方をすれば「世間知らずなパパ活女子が夢見る物語」であって、さらに意地悪な言い方をすれば「玉の輿を夢見る売春婦の物語」なのです。しかし作中でも指摘されているオードリーのやせ細った体と小さい顔に大きな目という幼児性がそれらの嫌らしさをほとんど感じさせないことが、この作品が名作と呼ばれるようになった所以なのでしょう。

日本人の差別表現

 ところでホリーの住むアパートメントに「ユニオシ」という日本人が登場します。メガネに出っ歯という非常にステレオタイプな日本人です。ステレオタイプというよりも人種差別といっても大げさではない表現です。ユニオシを演じた俳優さんはこの差別表現について「これまでどこでだって賞賛された。張本人である中国人からも『傑作だ』と称賛された。」と語っていたそうですから、苦笑いするしかありませんね。

「ティファニーで朝食を」の感想

 売春婦という本来の姿を極限まで隠し、夢見がちな少女は最後まで現実を見ることなく相変わらず恋愛に走るという実は割とどうでもいい内容の本作品が名作と評されるのは偏にオードリー・ヘップバーンの愛らしさのみによるものだと私は思います。あとは「ムーン・リバー」でしょうかね。

2020.3.2 むびめしこ

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です