映画「シェフ 三つ星フードトラック始めました」の評価と感想と辛口ひとこと

ムビメシュラン評価3
弘法筆を選ばず、シェフ場所を選ばず

 SNSの恐ろしさと楽しさを活かした今時テイストで元気いっぱいの作品です。三つ星レストランを追い出された一流シェフが日本でも最近よく見かけるフードトラックをオープンします。ジョン・ファブローが調理も販売も同時進行なフードトラックさながらに監督と主演も務めます。美味しそうなサンドイッチがたくさん登場します。絶対にお腹が空きますので夜遅い時間に観る方は飯テロ注意です!!結末がやや安易だったので評価3としましたが、とっても明るく楽しい作品です。

作品情報

<タイトル>
シェフ 三つ星フードトラック始めました
<日本公開年月日>
2015年2月
<スタッフ>
・監督:ジョン・ファブロー
<出演>
ジョン・ファブロー
ソフィア・ベルガラ
ジョン・レグザイモ
スカーレット・ヨハンソン
ダスティン・ホフマン
<あらすじ>
 三つ星レストランのシェフを務めるカールはオーナーの求める方向性と意見が合いません。しぶしぶオーナーの意向に沿ったメニューを提供しますが、有名な批評家から自身のメニューをこき下ろされたことで怒りを爆発させ、レストランを首になってしまいます。多忙を理由に息子との時間もとれず、全てが空回りしているカールがプロの料理人として、父親として大切なものを一つずつ取り戻していく過程を陽気な音楽とともに描きます。

 

このシーンいただきます!〜プロが作る庶民の味 キューバサンドイッチ〜

 今日切り取るのは、フードトラック開店の日にキューバサンドイッチを無料で振る舞うシーンです。息子のパーシーも喜んで手伝いますが「どうせ無料だから」と焦げたサンドイッチまでお客さんに渡そうとします。そんなパーシーにカールはプロの料理人としての姿を見せます。今までカールのダメな父親としての姿しか知らなかったパーシーが初めてカールを大人として尊敬しプロとして料理をすることの楽しさを知った瞬間でした。

キューバサンドイッチとは

 庶民の味なので正確な定義はないようですが、バターやマスタードを塗ったキューバブレッドにローストポーク、ハム、チーズ、ピクルスなどを挟み込み、チーズが溶けるまでプレスしてトーストされます。このプレストーストする過程がキューバサンドイッチの一番の特徴かもしれません。本作品の中ではトーストする前にさらにパンの表面にバターを塗っていますから、バターの焦げるとってもいい匂いがトラックから漂っていたはずです。

 

SNSの影響力

 カールはSNSが原因で一流レストランをクビになり、SNSを活用し復活を遂げました。便利な道具はしばしば「諸刃の剣」となりえます。現代社会のその代表は間違いなくSNSでしょう。本作品ではツイートが可愛い青い鳥で表現されますが、この鳥と同じく一度世界に羽ばたいた発信はほぼ二度と消すことができません。インターネットを使って言葉を発信する自分への戒めを込めて、本当に発信する言葉には気をつけないといけません。

結末についてひとこと言わせて

 【ネタバレを含みます】
 再びお店を持つことができて、元妻とも再婚してみんなハッピーというオチはカリフォルニアの真っ青な空のようによく言えば平和な、意地悪に言えば安易な終わり方でした。良くも悪くも後味がすっきりしすぎて何も残らない作品になってしまった気がします。

スカーレット・ヨハンソンとダスティン・ホフマンについてひとこと言わせて

 作品前半にスカーレット・ヨハンソンとダスティン・ホフマンが登場します。大物2人の登場に、この二人が物語に深く関わっていくのかと思いきや特にそんなこともなく作品は終わりました。大物俳優2人の無駄遣いのような気がして拍子抜けしました。よく言えば豪華使いですが、サンドイッチにA5級のサーロインステーキを挟むのと同じ感覚でハーモニーが感じられませんでした。

 

2020.1.28 むびめしこ

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