「カンパニーメン」の評価・食事シーン・感想

映画「カンパニーメン」の
評価作品情報食事シーン感想

「カンパニーメン」のムビメシュラン評価3

 4人の大物俳優が勢ぞろいし、リストラという挫折に直面するサラリーマンのそれぞれの苦悩を描きます。長い人生、いつ何が起きるか分かりません。やり直すのに年齢は関係ないこと、支えてくれる家族の大切さを伝える作品です。 

「カンパニー・メン」の作品情報

<日本公開年月日>
2011年9月
<スタッフ>
・監督:ジョン・ウェルズ
<出演>
ベン・アフレック
クリス・クーパー
ケビン・コスナー
トミー・リー・ジョーンズ
<あらすじ>
 複合大企業に12年勤務しセールスマネージャーを務めるボビー、工員からの叩き上げで60歳間近のフィル、社長の右腕だったジーンはリーマンショックを契機にした不況の影響でリストラされてしまう。3人は突然の解雇に自らの人生、家族との関係、これからの生活を見つめ直します。

「カンパニーメン」の食事シーンいただきます
〜焦げついたBBQと生活〜

  解雇を告げられたボビーは自宅に戻り、茫然自失のまま何故かBBQセットで肉を焼きます。夕食の準備だと話します。平日の昼間に家で過ごしたことのないボビーは何をすればいいか分からなかったのでしょう。帰宅した妻に呆然とした様子で解雇されたことを伝えますが、その間に肉はすっかり焦げてしまいました。これからのボビーの苦悩を暗示するかのようなシーンでした。

「カンパニーメン」の感想

生活のランクダウンが受け入れられないボビー

 ベン・アフレック演じるボビーは日本で言う所の1000万プレイヤー。7000マンの大きな一軒家に、高級な車、毎シーズンの家族旅行にゴルフと非常におハイソな暮らしを送ってきました。解雇という現実が受け入れられず、近所には解雇されたことを隠し、今までの生活を継続しようとします。一方妻マギーは現実を直視し生活のランクを下げることを提案しますが、プライドを傷つけられたボビーはそんな妻に八つ当たりをします。
 こういう時、女性の方が現実的で逞しいですよね。

定年を目前にして解雇されたフィル

 学歴はなく造船の工員としてキャリアをスタートさせたフィルを演じたのはクリス・クーパー。ベトナム戦争での兵役も経験した叩き上げの役員です。かつては貧しい暮らしを経験していたフィルでしたが裕福な生活を当たり前に過ごし、娘は有名大学に合格してしまいます。ボビーと同じくやはり解雇という現実が受け入れられず、さらにそれを乗り越える気力も失います。60間近であることも転職活動には弊害となり絶望を深め自ら死を選んでしまいました。

社長の方針に反対していたジーン

 トミー・リー・ジョーンズ演じるジーンは非常に優秀な役員で社長の右腕。社員からの人望も厚く、言動には影響力があり、また社員思いでもあったジーンはリストラを繰り返す社長の方針に意義を唱え続けていました。そんな一面が社長にとっては徐々に重荷となり、ついにジーンも解雇されてしまいます。しかし自身の考えを持ち、社長にも臆さず意見することのできたジーンは強かに次の生き方を模索するのでした。

描かれなかった社長のその後

 モノづくりで利益をあげ社員に還元するという会社発足当時の会社のあり方を忘れ、株価の上下で得られる利益にばかり目がいくようになってしまった社長。本作品では描かれませんでしたが、彼と会社のその後はどうなっていくのでしょう。

 

 日本でも大手企業の多くが株式会社であり東証一部に上場することをステイタスとしています。株主は期待する会社に投資し、会社が成長することで株主と会社がwin-winの関係を築くことが理想ですが、会社が社員よりも株主の顔色ばかり伺うことは本末転倒です。経営陣が株主に忖度してそれまで会社に貢献してきた「カンパニー・メン」=「会社人間」をリストラする。我々日本人にとっても人ごとではありません。時代の流れは止められません。そんな時ボビーになれるか、フィルになってしまうか、真の強さが問われるのかもしれません。

 

2020.4.21.  むびめしこ

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