「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」の評価・作品情報・食事シーン・感想

「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」の
評価作品情報食事シーン感想

「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のムビメシュラン評価3

 第二次世界大戦中、苦戦を強いられる英国で首相を任命されたウィンストン・チャーチルの苦悩を描きます。瞬間湯沸かし器でアル中のチャーチルは文才に長け、ユーモアを持ち合わせた人物として描かれます。屈辱の中で生き延びるのか、あるいはたとえ破滅してでも名誉を選ぶのか、国民の命運を委ねられ究極の選択を強いられた時に彼が選ぶ道とはなんだったのでしょう。民主主義の原点を見つめ直すことができる作品です。テーマは非常に重厚ですが、ゲイリー・オールドマンのひょうひょうとした演技が我々を疲れさせません。私のように歴史に詳しくない方でも楽しめます。 
 日本出身のメイクアップアーティストであるカズ・ヒロさんによるチャーチル激似のメイクでも注目を集めた作品です。

「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」の作品情報

<日本公開年月日>
2018年3月
<スタッフ>
・監督:ジョー・ライト(「プライドと偏見」他)
・脚本:アンソニー・マクカーテン
<出演>
ゲイリー・オールドマン
クリスティン・スコット・トーマス
リリー・ジェームズ
<あらすじ>
 第二次世界大戦初期の1940年5月、ドイツ、イタリアに対し宥和政策をとったチェンバレンはその失策により辞任し、新たに首相として就任したのはウィンストン・チャーチルでした。しかし、それは有事の際の貧乏くじのような人事でした。チャーチルに対抗する保守党はヒトラー率いるドイツの危機に対して講和の道を探るよう主張します。しかし、ついにはフランスがドイツに敗北し、ヨーロッパ大陸に展開するイギリス軍も全滅の危機を迎えます。究極の選択を迫られたチャーチルの行動とは。

 

「ウィンストン・チャーチル…」このシーンいただきます!
〜お腹フィットテーブルでいただく朝ごはん〜

 今日切り取るのは、主人公ウィンストン・チャーチルの朝食シーンです。非常なグルメで知られるチャーチルですが、朝食にも並々ならぬこだわりがあったと言います。メニューはいたってシンプルです。スクランブルエッグによく焼けたベーコン、トースト、果物、オレンジジュースに紅茶、さらに忘れてはいけないのがスコッチです。これらの豪華メニューをチャーチルはベッドの上でいただきます。彼のお腹の形にくりぬいた専用の台も用意されていたとか。しかしこの時間は決して優雅なものではありません。起きた瞬間から仕事のことで頭がいっぱいのチャーチルは食事そっちのけでスピーチや手紙の内容を口述筆記させます。朝からフルスロットルで思考を巡らせるチャーチルのエネルギー源はこの朝食と、スコッチだったのでしょう。

「ウィンストン・チャーチル…」の感想

辛酸を舐めて生き残るか、名誉の破滅か

  チャーチルは当初よりナチスの独裁政権とは真正面から戦うことを掲げていました。しかしその意志を貫くことによる犠牲者の数や、自身の秘書が兄の戦死に涙する姿を見て決意が揺らぎます。鉤十字の旗の下で生き延びる道を選ぶのか、名誉の破滅を選ぶのか国民の運命を委ねられ答えを見出せなくなったチャーチルは民主主義の原点に戻りました。自ら地下鉄に乗り国民の生の声に耳を傾けたのです。

チャーチルの演説力

 私はいかなる状況においてもまずは命を守ることが優先されるべきであると考えていますので、本作品におけるチャーチルの決定とは相入れません。しかし「バッキンガム宮殿や国会議事堂に鉤十字の旗がはためいて良いのか」という言葉はそんな私の胸にもグサリと刺さりました。日本の皇居や国会議事堂にとその独裁政権の旗がはためいているのを想像し、それはやはり少なからず持ち合わせている愛国心に大きく傷がつくと思ったのです。理想論だけでなく具体例を持ち出すことで民衆のきもちを束ねた名演説でした。

自分自身への喝!

チャーチルは多くの名言を残したことでも知られています。その一つが本作品の最後にも登場した「成功がゴールでもなければ、失敗が終わりでもない。肝心なのは続ける勇気である。」です。その場で成功に見えても慢心や虚栄心によりのちに色あせて見えたり、かえって失敗が学びをもたらし後の偉業につながる事例は多くあります。大学受験、国家試験、結婚とそれぞれ一度ずつ失敗した私に深く染み渡る言葉です。さぁ失敗から学び、今日もたくましく生きていきます。

2020.4.14. むびめしこ

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