「イージー・ライダー」の感想と私が惹かれない理由
映画「イージー・ライダー」の
評価・作品情報・感想
「イージー・ライダー」のムビメシュラン評価2
「自由」に憧れた青年がバイクで旅に出る物語です。体制に反抗するも失敗しアンハッピーエンドを迎えるいわゆるアメリカン・ニューシネマの代表作です。登場するバイクや音楽でも有名になった作品です。
「イージー・ライダー」の作品情報
<日本公開年月日>
1970年3月
<スタッフ>
・監督:デニス・ホッパー
・脚本: デニス・ホッパー
<出演>
ピーター・フォンダ
デニス・ホッパー
ジャック・ニコルソン
<あらすじ>
マリファナの密輸で大金を得たキャプテン・アメリカとビリーは時計を捨て、バイクを駆ける無計画なアメリカ横断の旅に出ました。途中留置場にいれられ、そこで出会った弁護士反戦と意気投合します。釈放後3人はマリファナを吸いながら旅を続けますが、衝撃的な結末を迎えることになります。
「イージー・ライダー」の感想
とても正直な感想を申し上げると、2020年に生きる31才の私にはちょっと意味の分からない退屈な映画でした。米国だけでなく日本でも大ヒットした本作品の魅力を理解するには1969年という時代を理解する必要がありそうです。
当時の若者たちはとにかく「自由」を求めていたのだとか。大勝を納めた第二次世界大戦とはうって変わり、泥沼化したベトナム戦争に疲弊した若者の間に反戦ムードが広がりました。また公民権運動や女性解放運動など従来の固定観念を覆すような運動が次々に起こったのもこの頃です。そんな時代に生きていればもしかしたら全てを投げ出して旅にでる彼らに共感し、熱狂できたのかもしれませんね。
ただ、同じアメリカン・ニューシネマとして挙げられる「タクシードライバー」や「地獄の黙示録」などは私でも楽しめる作品です。「楽しめる」というと語弊がありますが、何度も見たくなる作品であることは間違いありません。なので時代だけに答えを求めるのは少し違うのでしょう。「映画作品」としての魅力が残念ながら私には感じられませんでした。その違いを言葉にできる日が来たらここに追記したいと思います。
2020.4.19. むびめしこ