「フィール・ザ・ビート」の評価・作品情報・食事シーン・感想

「フィール・ザ・ビート」の
評価作品情報食事シーン感想

「フィール・ザ・ビート」のムビメシュラン評価3

 重厚なヒューマンドラマや迫真のミステリーを観る気分じゃない時、こんな王道中の王道をいく映画を観たくなるタイミングがあります。ダンスシーンが素晴らしいのでお見逃しなく。

「フィール・ザ・ビート」の作品情報

<日本公開年月>
2020
6
<スタッフ>
監督:エリッサ・ダウン
<出演>
ソフィア・カーソン(「ディセンダント」他)
ウォルフガング・ノヴォグラッツ(「ハーフ・オブ・イット〜面白いのはこれから〜」他)
ドナ・リン・チャンプリン
<あらすじ>
 ブロードウェイのオーディションで大失態を演じてしまい、仕方なく故郷の田舎町に戻ったダンサーのエイプリル。ダンス大会出場を目指して少し癖のある子供達を指導することになります。

「フィール・ザ・ビート」のこのシーンいただきます!!
〜悪魔の魅力のチーズケーキ〜

 ブロードウェイで大失態を演じたエイプリルが失意のどん底で(ど田舎の)ウィスコンシンに帰ってきた日、スーパーマーケットのレジでお会計すら待ちきれずにかぶりついたのはミュンスターチーズのパウンドケーキです。日本ではあまりなじみのないチーズですがコストコなどでは販売されている様です。そしてもちろんカロリーも高そうです!シュッとしたダンサー体型を維持しているエイプリルはきっと長い間こんな悪魔の食べ物は自粛していたはずです。いわゆるやけ食いでしょうか。そんな至福の投げやりタイムをかつての恩師に見つかってしまったところからエイイプリルの運命は大きく変わっていくのです。

ソフィア・カーソンのダンスの素晴らしさ

 ソフィアはコロンビア、シリア、レバノン、パレスチナの血を引くそうでフィギュアスケート選手のザギトワさんを思わせるエキゾチックな顔立ちがとっても魅力的です。そしてなんといっても特筆すべきはそのスタイルです。ダックスフンド体型の私と同じ生き物とは思えないほどの脚の長さにため息が出てしまいます。そしてダンスもキレッキレでとっても上手です。おそらくジャズダンスで基礎を積んだと思われますが、生まれつきの柔軟性と自身で積み上げた表現力も非常に高く、それでいて押し付けがましくない非常に素直なダンスは見ていてとても気持ちよかったです。

マイノリティに向けられるさりげない眼差し

 黒人、LGBT、貧困などさまざまなマイノリティに注目される昨今です。誤解を恐れずに言うと、時にこれらのメッセージ性が強すぎてお腹いっぱいになってしまう映画が存在するのも事実です。本作品にもこれらの問題を抱えた仲間たちがたくさん登場します。主人公エイプリルはかつて母に捨てられた父子家庭育ちです。他にも父親が不在で経済的にやや困窮した黒人少女。母親を早くに亡くしたエイプリルの元カレとその妹たち。聴覚障害を抱えた少女。明らかにアジア系の顔立ちのエイプリルの恩師の子供。そしてLGBTの親友。気にしなければ流されてしまうくらいサラっとしか触れられない彼らの背景ですが、こうして文字に起こしてみればきっとそれぞれに抱えた物語は幸せだけに満ちたものではなかったはずです。しかし本作品ではそういった点を必要以上に深掘りせず、彼らが力を合わせて成し得たことにより重く比重を置きました。

「フィール・ザ・ビート」の感想

 ストーリー自体は王道というか平凡というか超のつくストレート直球な本作品ですが、物語終盤のダンスコンテストの決勝での作品がものすごく素晴らしいです。「みんな家族」とか振り付けに手話を取り入れるといった手法は特別斬新なものではありません。しかし先にも述べたソフィア・カーソンの素直さ100%の嫌味のないダンスと子供達の楽しそうな姿とそれらを120%引き出す振り付けは思わずぐっとくるものがありました。そもそも言葉で表現できないものを表現するダンスをここで言葉に起こすことほど無粋なものはありません。少しでも気になった方はとにかく、観てみてくださいね。

2020.6.25.むびめしこ

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