映画「フラッシュダンス」の評価と感想と食事シーンの考察

ムビメシュラン評価 
労働者階級のシンデレラストーリー

 主題歌と主人公アレックスがハイレグのレオタードにレッグウォーマー姿で踊るシーンが非常に有名な作品です。ストーリーはありきたりでアレックスの言動も上品とはいえず、共感できる点は少ないです。バレエの基礎を積み上げたライバル達に裸足のパフォーマンスで挑むというのも現実的ではありません。ただ現代に至っても多くの映画やバラエティでパロディとして用いられるので、観たことのない方は一度観ておいてもいい作品でしょう。

作品情報

<タイトル>
フラッシュダンス
<日本公開年月日>
1983年7月
<スタッフ>
・監督: エイドリアン・ライン
・主題歌:「フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング」アイリーン・キャラ
<出演>
ジェニファー・ビールス

<あらすじ>
 主人公のアレックスは工場で働き、夜はバーでショーガールとして踊りながらプロのダンサーを夢見ます。しかしオーディションに集まるバレエ学校などで基礎を学んできた精鋭たちをみると、その世界に飛び込む勇気がでません。そんな中、工場の社長ニックやバーの仲間、ダンスの恩師との関係が様々に変化していきます。

 

このシーンいただきます!〜シュワっとはじけるセブンアップとターキーサンド〜

 今日切り取るのは、工場での昼休みにアレックスが売店でターキーサンドとダイエットセブンアップ(炭酸飲料)を購入するシーンです。既に一夜を共にしていたニックが現れ、アレックスの代わりに代金を支払おうとします。しかし前日にニックが他の女性といるのを見かけていたアレックスは拒否します。また前日の夜にアレックスが怒りに任せて割ってしまったニックの自宅の窓ガラスが非常に高価なものであったと明かされます。ここでのニックの一連の態度は雇い主側としての高慢さが見え隠れし、とても紳士的なものとは言えません。しかしなんだかんだと弁解するニックの言い分を飲み込み、肩を抱かれて仲直りしてしまうのはアレックスの若さゆえなのでしょうか。 
 ところでこのターキーサンド、遠目から見る分にはとても絶品という代物ではなさそうですが、工場で休憩中のおじさんたちもみんなこのターキーサンドを食べているところを見るとコスパ抜群なのでしょうか。労働で疲れた体にはややパサついたターキーサンドと人工甘味料の炭酸が染み渡りそうです。

 

リアリティを表現するモダンダンス

 アレックス自身が踊っているのはジャズダンスやヒップホップに分類されるかと思いますが、物語冒頭で部屋の本棚にモダンダンスの祖と言われるイサドラ・ダンカンに関する本が並んでいたり、アレックスがテレビのモダンダンスに夢中になる様子が描かれます。トウシューズを履いて高みを目指し、妖精や白鳥などの人間以外のものを表現するクラシックバレエに対するアンチテーゼとして誕生したのがモダンダンスだと言われています。全身を目一杯使って裸足で踊り回ることで等身大の自分を表現する彼女は、決して上質な味ではないけれどはじける炭酸とともに体に染み渡るセブンアップさながらです。

2020.1.19 むびめしこ

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