映画「ジュリー&ジュリア」は継続の力を伝えるパワームービー

ムビメシュラン評価3 
「継続」の力が日常を変えた

 実在した二人の女性アメリカ人向けのフランス料理本を執筆したジュリア・チャイルドと、その料理本に載っているレシピを全て再現してブログを書いたジュリー・パウエルの実話を基にしたハートフル作品です。「継続は力なり」という言葉を体現した作品で、私がブログを始めるきっかけの一つとなった作品でもあります。まんねりの毎日を変えるヒントが欲しい時、努力が報われなくて諦めかけている時にぜひ、ボナペティ!

「ジュリー&ジュリア」の作品情報

<日本公開年月日>
2009年12月
<スタッフ>
・監督:ノーラ・エフロン
・原作:ジュリー・パウエル ジュリア・チャイルド
<出演>
メリル・ストリープ
エイミー・アダムス
<あらすじ>
 戦後間もない時代、ジュリア・チャイルドは夫の転勤でパリに住むことになり、フランス料理の虜になります。さっそく料理学校に通い、出会った仲間と英語でフランス料理の本を出版しようと計画します。一方現代のニューヨークに暮らすジュリー・パウエルはマンネリとした毎日を過ごす自分と、キラキラと仕事に夢中になる友人とを比べ落ち込む日々。そんな日々を変えるきっかけにブログを始めることを思いつきます。

このシーンいただきます!
〜山あり谷あり詰め込んだ「カモのパイ包み」〜

 今日切り取るのは、ジュリーが最後のレシピである「カモのパイ包み」を仕上げたお祝いのシーンです。かつて生きたロブスターを生茹でするのに大騒ぎしていたジュリーですが、1年間ジュリアのレシピを作り続け鴨の骨抜きすら難なくこなすことができるようになりました。
 失敗が続き自暴自棄になったり、パートナーに八つ当たりして大げんかしてしまったり、色々な苦難のあった1年間でしたが、この「カモのパイ包み」をもってついに目標を達成したのです。「カモのパイ包み」は文字通りパイに包まれており中身は外からはわかりません。しかし包丁を入れれば中からはカモ丸ごと一羽が入っておりさらにその中にはパテが詰め込まれています。山あり谷ありたくさんの出来事が詰め込まれた1年の締めくくりにまさにふさわしい一品でした。

 

実際の関係

 作品の中盤、ジュリーのブログに対してジュリアが好感を持っていないことが示唆されます。どうやらこれも事実であったようです。ジュリーのブログの中の言葉遣いがやや下品であったことや、ジュリーがジュリアの功績を利用したように映ったことなどが指摘されていますが、詳細は分かりません。

 

メリル・ストリープの演技の秘密

 ジュリア・チャイルドの実際の動画はYouTubeで観ることができます。メリル・ストリープの演じる仕草や声が本当にそっくりで驚きます。「ソフィーの選択」でポーランド訛りの英語を自在に話したことでも話題になりました。実はメリル・ストリープはもともとオペラ歌手を志望しており絶対音感を持っているのだそうです。その能力があの完全コピーに生かされているのです。とはいえ、演技はモノマネではありません。この技術に裏打ちされた上に成り立った演技が、感情がストレートに伝わってくる飾らない演技の素晴らしさにつながっているのでしょう。

 

一つの能力を育てること

 ジュリーもジュリアもそしてメリル・ストリープもそれぞれに才能を持った女性達ですが、それ以上に彼女達はそれを伸ばし続ける努力を止めませんでした。何かを始めることは勇気のいることですが、継続することはその何倍も難しいことです。さらに効果が出ない時など本当に心折れそうになるものです。

 私も彼女たちにならい、続けることでしか見えない景色があると信じて今日も一つずつ、一つずつ、記事を書きます。

2020.2.5  むびめしこ

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