映画「クレイマー、クレイマー」の評価と感想と食事シーンの考察

ムビメシュラン評価
一番の味方だった人が一番の敵になるのが離婚です

 女性の自立、男性の家事や育児への参加、離婚、親権など、当時のアメリカだけでなく、現代の日本においても共通する社会問題です。複雑に絡まりあう感情や事情をヴィヴァルディの軽快な音楽にのせて、家族それぞれの心情を丁寧に描き上げた作品です。仕事、家庭、恋人、子供、人生の何に重きを置くか迷ったときにヒントが得られそうな作品です。

 

作品情報

<タイトル>
クレイマー、クレイマー
<日本公開年月日>
1980年4月
<スタッフ>
・監督:ロバート・ベントン
・音楽:ヘンリー・パーセル、アントニオ・ヴィヴァルディ
<出演>
ダスティン・ホフマン
メリル・ストリープ
ジャスティン・ヘンリー
<あらすじ>
 仕事に夢中で家庭を顧みなかったテッド・クレイマーの妻ジョアンナはテッドと小学1年世の息子ビリーを残し、家を飛び出してしまう。その日からテッドとビリーは2人きりでの生活を始める。

 

このシーンいただきます!〜新人パパの焦げたフレンチトースト〜

 今日切り取るのは、ジョアンナが家を出た翌朝、テッドがビリーのリクエストに答えフレンチトーストを作ろうとしますが焦がして大失敗してしまうとっても有名なシーンです。フライパンの場所すら知らないところからも、テッドのそれまでの家事への不参加ぶりが伺えます。テッドはジョアンナがいなくても大丈夫なんだということをビリーに見せようとしますが、失敗の連続でかえってビリーを不安にさせてしまいます。肝心のフレンチトーストは焦げてしまい、さらに熱々のフライパンを持ち上げようとしてフライパンごとひっくり返してしまいましたからとても食べられたものではありません。この日はきっと2人とも朝食は抜きで過ごす羽目になったと思われます。母親のいない生活の第一日目は焦げてひっくり返ったフレンチトーストに象徴される最悪のスタートとなりました。

 さて食事に注目する私として非常に嬉しいシーンが最後に登場します。母親のいない生活ジョアンナのいない生活を上手くこなすことができるようになった2人がフレンチトーストを上手に作り上げます。フレンチトーストのビフォアー・アフターはテッドとビリーの関係そのものです。

 

母のフレンチトースト

 私の母も時々朝食にレンチトーストを作ってくれました。卵のまろやかさとミルクの甘さがとろけあって、ちょっと焦げたところがパリパリしていて、朝食がフレンチトーストの日にはちょっぴり贅沢な気分が味わえました。作品中では食パンで作っていますが、私は母がよく作ってくれたフランスパンのフレンチトーストが大好きででした。

2020.1.15 むびめしこ

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