映画「ザ・ランドロマットーパナマ文書流出ー」の評価と感想と政治的メッセージ

ムビメシュラン評価3 
安物買いの銭失いを警告する作品 

 軽い映画を観たい気分だったのでNetflixで「コメディ」を検索したらこれが出てきたので観ました。「ザ・ランドロマット−パナマ文書流出−」です。政治的な映画であることは予想していましたが、何しろ「コメディ」に区分されていたので「キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!」のようなテイストを期待しましたが、どちらかというと「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のようなより実話に即したヘビーな内容です。映画というよりクローズアップ現代を見た気分になりました。

 

「ザ・ランドロマットーパナマ文書流出ー」の作品情報

<日本公開年月日>
劇場公開なし
Netflix:2019年10月
<スタッフ>
・監督:スティーブン・ソダーバーグ
<出演>
メリル・ストリープ
ゲイリー・オールドマン
アントニオ・バンデラス
<あらすじ> 
 自身の夫が巻き込まれた事故に絡んだ保険詐欺を調査していたエレンはパナマの弁護士が膨大な違法取引に関与していることを突き止めてしまう。

 

このシーンいただきます!

 本作品には切り取る食事シーンはありませんでした。

 

映画の果たす役割

 映画だけでなく芸術とは時に政権のプロパガンダを担うこともあれば、反対に人々の反政府の訴えを代弁することもあります。この映画はどちらかと言えば後者に分類されるでしょう。

その節約、間違っていませんか?

 米国の納税や法律の仕組みなど難解な言葉も多く、内容は理解できたところとできなかったところが半々といったところでした。明確に理解できたことはお金持ちがさらにお金持ちになるように節税というより脱税をしているということと、日頃から切り詰めている一般人はさらに損をしてしまう仕組みが出来上がっているということです。
 メリル・ストリープはじめゲイリー・オールドマンやアントニオ・バンデラスといった地位も名声も得たハリウッド俳優らがこれだけたくさん劇場公開もされない映画のために集結して訴えることなので、よほどの大ごとであることが分かります。一見自分には全く無関係な壮大な話にも思えますが、保険や個人年金など、節約と思って粗悪な商品に手を出していないか自分の身の回りを見直すきっかけとなるはずです。

笑えないコメディ

 ところで冒頭にも書きましたが「軽いコメディ」では全くありません。見終わると疲労感すら覚えます。一部の億万長者の話だろうと日頃目を向けない社会の闇が、実は我々一般庶民の暮らしを食い物にしているのだという事実をブラックユーモアに包んだ社会派の作品でした。

 

2020.1.31 むびめしこ

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