「モリーズ・ゲーム」の評価・作品情報・背景・感想

映画「モリーズ・ゲーム」の
評価作品情報背景感想

「モリーズ・ゲーム」のムビメシュラン評価3

  元アスリートによるハリウッド俳優たちを巻き込んだスキャンダル事件を基にした作品です。おしゃれで、テンポも良く知的なセンスを感じる作品です。評価を4にしたいところですが、実話がずるいほど興味深く面白い話なのでそりゃあ映画にしたら楽しいでしょうよ、という私のちょっと意地悪な心で評価は3です。

「モリーズ・ゲーム」の作品情報

<日本公開年月日>
2018年5月
<スタッフ>
・監督: アーロン・ソーキン(本作品がデビュー)
・原作:モリー・ブルーム
<出演>
ジェシカ・チャスティン
ケビン・コスナー
<あらすじ>
 モーグルのオリンピック選手候補だったモリー・ブルームはその選考会で致命的な怪我を負いアスリートとしての人生を閉ざされます。法律家としての道を目指す一方、アルバイト先のボスからポーカーのアシスタントを頼まれます。そこで才能を開花させたモリーは自身でポーカールームを開設します。

背景

芸能人のスキャンダル

 本作品はソルトレイク五輪を目指していたモーグル選手モリー・ブルームの自叙伝を原作にしています。モリーは著書の中で自身の経営していた違法カジノに出入りしていた客の中にトビー・マグワイア、レオナルド・ディカプリオ、ベン・アフレックといった超有名人がいたことを明かしました。当時の米国では大変なスキャンダルとして話題になりました。

アスリートのセカンドライフ

 オリンピックを始めトップクラスのアスリートは幼少期から学校での授業よりもトレーニングを優先することが多く、また若年で最盛期を迎えることから競技生活を終えた後のセカンドライフが課題となることが少なくありません。本作品は大きな怪我によりオリンピックにたどり着くこともできなかった1人の女性にフォーカスを当てています。

「モリーズ・ゲーム」の感想

 例えば私のような凡人は小中高と12年間かけて算数、国語、理科、社会と満遍なく学習しその中でなんとか形になりそうなものを少しずつ選択し、さらに大学に通いようやく社会へ出ていきます。一方で本作品のモリーのように一つの才能に秀でており、幸運にもそれを見抜かれた者はその道を極める道を進みます。プロとしての寿命が短い競技であれば20代のうちにアスリート人生が終わってしまうことが多々あります。本作品のモリーは不運な怪我により、アスリートとしてトップに登りつめることもなく、第二の人生を探さなくてはなりませんでした。今まで積み上げてきたものが全く通用しない世界で1人で生きていかなくてはならない女性の苦悩は計り知れません。

 モリーを演じたジェシカ・チャステインは女性の権利を守るための様々な活動を行なっていることでも知られています。女性であるがために謂れのない中傷に晒されたり直接的な暴力を受けたモリーでしたが、時に女性としての優しさや美しさをも武器に生き抜いて行く姿がジェシカの生き様ともかぶるようにも映りました。

2020.3.31. むびめしこ

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