映画「ノッティングヒルの恋人」の評価と感想と食事シーンの考察

ムビメシュラン評価 
笑って泣いてスッキリできるデトックス恋愛映画

 エルヴィス・コステロの「She」でとても有名な本作品ですが、これ以外にも聞いたことのある90年代のポップソングが登場人物の心情を表現し、盛り上げます。毒舌ながらも家族愛や友情に溢れ、ユーモアたっぷりのセリフはどこか日本の「寅さんシリーズ」を思わせる、笑いあり涙ありの名作恋愛映画です。おしつけの笑いでない優しい雰囲気は元気がないときにもオススメ、思いっきり笑いたいときや女子会のBGMなんかで使っても素敵な作品です。

 

作品情報

<タイトル>
ノッティングヒルの恋人
<日本公開年月日>
1999年9月         
<スタッフ>
・監督:ロジャー・ミッシェル
脚本:リチャード・カーティス
・音楽:トレヴァー・ジョーンズ
<出演>
ジュリア・ロバーツ
ヒュー・グラント
リス・エヴァンス
<あらすじ>
 人気絶頂でパパラッチが常について回るハリウッド女優のアナ・スコットは、ノッティングヒルの小さな旅行専門書を営む平凡なイギリス人男性ウィリアム・ターカーと恋に落ちます。しかし生活環境の全く異なる2人の間にはすれ違いが続いてしまいます。

 

このシーンいただきます!

 今日切り取るのは、ウィリアムの妹ハニーの誕生日会のシーンです。ウィリアムいわくイギリス一ひどい料理人のマックスがホロホロ鳥を振る舞います。ちょっとマヌケで不思議なウィリアムの友人たちは、皮肉を言いながらも友人思いで陽気な人柄です。うわべだけの綺麗事を並べる世界で生きているアナには彼らの日常がとても新鮮なものに映ります。

 1つだけ残ったブラウニーをかけた不幸自慢でついにアナも自分をさらけ出すことができます。パーティーの帰り際にベラが実はアナがベジタリアンであることを暴露するシーンは、ただの皮肉やもちろん意地悪ではなく、アナをぐいっと彼らの仲間に引き入れた瞬間のように見えます。

 

アラサー独立女子にとっての王子様とは

 ホロホロ鳥は我々日本人には馴染みがありませんが、ヨーロッパではポピュラーなようです。七面鳥とも違うようです。いつか、食事シーンを絵に描くばかりでなく実際に再現してみたいと思っているのですが、ホロホロ鳥を入手したり、これが丸ごと入るオーブンを用意したりとなかなかハードルが高そうです。

 さて少し古い発想かもしれませんが、少女たちが夢見るのは古典的なディズニー映画に登場するような白馬に乗った王子様に選ばれる女性になることです。 一方で地位も名声も経済的な余裕も自身の力で手に入れ自立した女性にとっての王子様は、理不尽なことで何度もヒステリックに怒鳴りちらして、何ヶ月も音信不通になって、挙げ句の果てにやり直したいと言っても許してくれるウィリアムのような男性なのかもしれません。どちらも幻想であることには変わりありませんが。

2020.1.20 むびめしこ

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