映画「サイコ」の評価と感想と食事シーンからの考察

ムビメシュラン評価
元祖騙される系のキョンキョン映画

  美しい女性に、金欠を匂わせ煮え切らない男、うっかり手にしてしまった大金、事件の匂いをそこかしこに漂わせておきながら、最後は驚きの展開です。キョンッキョンッキョンッキョンッという人の不安を駆り立てる音楽とシャワーのシーンが非常に有名な、観客が騙されるジャンルの元祖ともいえる映画です。50年前の映画とは思えないテンポの良さで最後まで飽きさせません。白黒なので凄惨なシーンもオブラートに包まれ、スプラッタシーンが苦手な方にもおすすめです。

作品情報
<タイトル>
サイコ
<日本公開年月日>
1960年9月
<スタッフ>
・監督:アルフレッド・ヒッチコック
・ 原作:ロバート・ブロック
・ 音楽:バーナード・ハーマン
<出演>
アンソニー・パーキンス
ジャネット・リー
<あらすじ>
 会社のお金を持ち逃げしたマリオン・クレインは逃亡の途中でとある小さなモーテルに立ち寄ります。行方不明となったマリオンを追う者たちも次々に事件に巻き込まれることとなります。

このシーンいただきます!~剥製トークでいただくサンドウィッチ~

 今日切り取るのは、モーテルの支配人ノーマンがマリオンに夕食を提供するシーンです。ノーマンは「サンドイッチとミルク」と言っていますが、それよりもさらに簡素な、食パンとバターのみのようにも見えるとてもシンプルな食事です。マリオンは疲れと空腹からか早速サラダとパンを食べ始めます。しかし食事中にも関わらず自身の趣味だという鳥の剥製について語り出し、母親が一番の友達だと話すノーマンに警戒心を抱き始め、食事のスピードもすっかり落ちてしまいます。ノーマンが母親の病気について話し、ヒートアップし始めた頃には食事の手はすっかりと止まってしまいました。初めは親切な支配人に思えたノーマンがどこか不気味な存在へと変わり、物語全体が不穏な雰囲気に包まれ始める食事シーンでした。

見つけられないヒッチコック監督のカメオ出演シーン

 驚きのラストがいちばんの見所のこの作品ですが、それが分かっていても何度も観てしまう魅力的なエンターテイメント作品です。私がこの作品を何度も観るのには非常にささやかなもう一つの理由があります。映画好きであればご存知の方が多いと思いますが、ヒッチコック監督はほとんどの作品でカメオ出演をしています。この「サイコ」でも登場しているようです。作品が始まる前には「よし、探すぞ!」と気合いを入れるのですが、いざ始まると毎回必ず作品に没頭してしまって見つけることができません。ネットで検索をすれば正解のシーンはすぐに分かるのでしょうが、まだ自分で探し出すのを諦められずにいます。

ユニバーサルスタジオハリウッドにて

 米国のユニバーサルスタジオにはトラムツアーというアトラクションがあり、実際の映画やドラマで使われたセットを30分かそれ以上かけて巡ります。その中で偶然ノーマンがマリオンの遺体を車で遺棄しようとする現場に遭遇してしまい、ノーマンがものすごい勢いでこちらに迫ってきます!その様子がこちら。

大学生の頃の楽しい思い出の一つでした。

2020.1.21  むびめしこ

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