映画「ショーシャンクの空に」の感想とカラスについての考察

ムビメシュラン評価5 

諦めないこと、継続すること

 モーガン・フリーマン演じる刑務所の「調達屋」ことレッドの落ち着いた語り口で回想録のような形で物語が進みます。刑務所は罪を犯した人々の集まりですが、それぞれに事情があり物語があります。刑務所の中では彼らなりの秩序を守り社会を形成しており、ついつい彼らが過去に思い罪を犯した受刑者たちであることを忘れてしまうほど物語に没頭します。どんな気分の時にも、誰とでも観られる安定感抜群の作品です。強いて言うなれば、努力し続けることに疲れた時に観るのがおすすめです。

「ショーシャンクの空に」の作品情報

<日本公開年月日>
1995年6月
<スタッフ>
・監督:フランク・ダラボン
・原作:スティーブン・キング
<出演>
ティム・ロビンス
モーガン・フリーマン
<あらすじ>
 若く優秀な銀行マンであるアンディは妻とその愛人を射殺した罪でショーシャンク刑務所に収監されます。有能なアンディは刑務所内においても次々に味方を作ります。そして希望を捨てずに生きていくことの大切さを伝えます。

 

このシーンいただきます!
「臭い飯」で育ち羽ばたくカラスのジェイク

 

 今日切り取るのは、アンディーが刑務所で初めて食事をするシーンです。刑務所初日、数々の入所の洗礼を受け暗澹とした気持ちで迎えた朝食のおかずの中から虫が這い出てきます。さらにその虫を欲しいと願い出た老人受刑者のブルックスが現れ初めは怪訝な顔をするアンディーでしたが、懐に隠した小鳥のジェイクのえさにするためだとわかり安堵します。刑務所のごはんから出てきた虫を食べ、受刑者に育てられたジェイクはのちに大きなカラスへ成長し、刑務所を旅立ちます。この日から約20年間この刑務所で暮らすことになるアンディーでしたが、やがて自身もこのカラスのように大きく羽ばたくことになります。アンディーのその後を象徴するシーンでした。

 

諦めないこと

  レッドはアンディーのために入手した小さなツルハシを見て、それで脱獄するのには600年かかると言いました。しかしアンディーはそれを20年でやってのけました。大事なことは600年という時間を20年に短縮したことではありません。1年、2年、5年、10年でも諦めなかったことです。
 人生には努力だけではどうにもならないことがあります。不運が続き、希望をもつことさえ絶望の種になり、全てを諦めてしまいそうになることもあります。それでも成功は努力なくしては手に入りません。今日目の前にあることを少しずつこなすことの大切さを再確認させてくれる作品です。偉そうに大口を叩いていますが、まるで今の私に言い聞かせるような言葉です。

 

2020.2.9 むびめしこ

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