映画「砂上の法廷」の評価・ネタバレ・感想

「砂上の法廷」
評価作品情報ネタバレ感想「not guilty」の概念

「砂上の法廷」のムビメシュラン評価2

 びっくりな展開が待っているサスペンス映画です。びっくりなオチの映画はその伏線を回収するためにもう一度頭から見直したくなるものですが、本作品は推理を楽しむ要素に欠け、「そうだったんだ、ふーん」で終わってしまいます。とはいえキアヌ・リーブスとレネイ・ゼルヴィガーという2人の大物俳優の演技が最後まで飽きさせません。エンターテイメント作品として十分楽しめます。

「砂上の法廷」の作品情報

<日本公開年月日>
2016年10月
<スタッフ>
・監督:コートニー・ハント
<出演>
キアヌ・リーブス
レネイ・ゼルヴィガー
<あらすじ>
 主人公のリチャード・ラムセイは父親を殺害した容疑で告発されたマイクの弁護を担当することになりました。しかしマイクは黙秘を貫いており弁護が非常に困難な裁判が始まります。

<ネタバレを含みます>

「砂上の法廷」の感想

マイクはなぜ黙秘を貫いたのか

 本作品において一番の肝はマイクの黙秘です。父親殺しの疑いをかけられながらもなぜマイクは黙秘を貫いたのでしょう。身の潔白を証明することが目的であれば、リチャードが父親殺しの真犯人だと訴えてもよかったはずです。
 それとも母親の愛人であるリチャードのために、全てがリチャードの思惑通りに進むよう最低限の「協力」をしたのでしょうか。
 とはいえ母親が父親から暴力を受ける様子を目の当たりにしたからと言って、母親とその愛人との仲にそれほど息子が気を使うでしょうか。
 結果的にはマイクの黙秘が陪審員の想像力と同情によってプラスに働いたのですが、いくらマイクが法律に明るかったとはいえ学生にここまで先を読む力があるとはちょっと思えません。
 このあたり、疑問が残ってしまい消化不良のまま終わりました。

「not guilty」という概念

 日本では裁判の結果は有罪か無罪という言葉で表されますが、英語では「guilty」か「not guilty」という表現になります。長い棒のそれぞれ先端に「無罪」と「有罪」があるとすれば、まさに先端の「有罪」以外は「not guilty」になります。本作品の裁判でのマイクの判決は限りなく「有罪」に近い「not guilty」だったのではないでしょうか。

 

2020.2.18  むびめしこ

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