映画「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」の感想とネタバレと全米ライフル協会に関する邪推

映画「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」の
評価作品情報ネタバレ感想トランプ氏と全米ライフル協会への邪推

 

ムビメシュラン評価1

 ホラー好きの方には物足りないでしょう。大きい音と怖い顔が同時に出てくるのでびっくりはします。
 ウィンチェスターハウスはオカルト好きの方であれば間違いなくご存知の実在する幽霊屋敷で、本作品は事実を元に制作したようです。しかし
ストーリーは薄く映画としての完成度は高くありません。実際の屋敷でもロケをしたそうで、そこは一見の価値があります。オカルト好きの方はぜひどうぞ。

 

「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」の作品情報

<日本公開年月日>
2018年6月
<スタッフ>
・監督:スピエリッグ兄弟
・脚本:スピエリッグ兄弟
<出演>
ヘレン・ミレン
ジェイソン・クラーク
<あらすじ>
 娘、夫を突然の病気で次々と亡くした未亡人サラ・ウィンチェスターはそれらの原因がウィンチェスター銃によって命を奪われた人々の亡霊にあると考えます。その霊を鎮めるため家の増改築を繰り返します。そんな彼女の言動を不安に思った経営陣が精神科医エリックをこの屋敷に送り込みます。

 

<ネタバレを含みます>

「ウィンチェスターハウス…」の感想

ウィンチェスター家が呪われる理由が曖昧

 ウィンチェスター家はライフルの製造で財産を築きました。ライフルは持ち主次第で良くも悪くも使える代物であり、悪用された際の犠牲者の霊がウィンチェスターハウスに集うとサラは語ります。エリックはサラに「自社製品の誤用に責任を感じているのですか」と問いかけますが、サラは「意図が明確であれば誤用とはいえない」と話します。
 実は私もこの作品のストーリーに対してエリックと全く同じ疑問を抱いたのでこのシーンを何度も見直しました。サラの理論が正しいならば、刀鍛冶やハサミ職人なども呪われる対象になり得ます。そこを超えて何か特別にこの一族が呪われる理由は残念ながらこのシーンからも他のシーンからも読み解くことができませんでした。

罪悪感と共に感じる恐怖

 人がより恐怖を感じるのは罪悪感が伴う時です。我々も日常生活で生じる全く関係のないちょっとした事象でもついつい「このあいだのバチが当たったかなぁ」などと結びつけて考えてしまいがちです。
 本作品におけるサラの感じる恐怖の根源が「持ち主次第で良くも悪くも使える代物」を販売したことだけでは罪悪感としては弱いように感じます。例えば売り上げを伸ばすために銃販売の規制を甘くするよう政府に掛け合ったとか、そんなエピソードがあればより物語は掘り下げられ、サラの罪悪感と共に恐怖も説得力を増したかもしれません。

エリックの精神科医としての働き

 幽霊の存在を信じて家の増改築を続けるサラのカウンターパートとして登場するのが医師であるエリックです。最終的にサラの屋敷での出来事を通してスピリチュアルな世界を信じること自体はいいのですが、その過程がとてもスムーズすぎました。我々はどちらかというと当初のエリックの持つ懐疑的な視点で作品の世界に入り込みますので、医学や科学でどうしても説明できない出来事であることがもう少し丁寧に描かれると、サラの言葉の信憑性が増したかもしれません。

 

ドナルド・トランプ氏とライフル協会への抗議?

 この映画がクランクインしたのが2017年3月頃で、ドナルド・トランプ氏が大統領に就任したのが2017年1月頃でした。全米ライフル協会と蜜月な関係にあることがよく知られているトランプ氏ですが、大統領就任以前から銃規制が進まないことが危惧されていました。もしかしてこの作品は銃社会に対する抗議の意味のこもった作品だったのかもしれません。
これは私個人の完全な邪推であることを付け加えておきます。

 

2020.2.16. むびめしこ

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